独り暮らしをしていたときに、キャベツやホウレンソウなどの葉物野菜や根菜は買っても、ネギだけはほとんど買ったことはありませんでした。
主菜にならず、おなかの足しにはなりにくいからです。
現在はみそ汁やラーメン、うどんなどに欠かせないトッピング。
週イチで長ネギ一本買うぐらいでしたが、ここ近年は価格が急騰。ミョウガみたいに薬味みたいなもので、絶対に必要なものではない。けれど。
そこで2024年秋からはじめたのが、再生栽培。
ドラッグストアなどで安売りネギ(もちろん根付きの)を買い、葉の部分は冷凍貯金。根から上を5センチほどカットして、植えてみました。この移植のときと収穫の時に切り口に土がつくとよくないそうですね。
この移植はすでに5回目。
今回はわかりやすいように、移植日の札をつけてみました。この札も、空き箱の裏の再利用です、もちろん。

いまいちばんの伸びざかりは11月22日分(トップ画像の左上端)と12月2日分(同左下)。すでに収穫を2回終えています。
おそらく、移植して2箇月めぐらいまでがいちばん元気なのかも。しかも、この二種はけっこう太めの茎だったので、かなり丈夫。長いもので15センチぐらいは伸びています。刈るときに成長点をすこし残したのがよかったのやも。

こちらは11月4日分(トップ画像中央右下)。
すでに4回ぐらいは収穫済みなのですが、2回終わったあとあたりから根もとがへたって枯れかけていました。
抜くのも惜しくて、週イチの鶏ふん+水やりで少し持ち直した模様。しかし、枯れかけていた外皮をおしのけて、けっこう奔放に伸びて、折れ放題。もうまっすぐに背筋をのばす力がないのかも。ご老体ですね。
1月半ばからは、土が乾いていたら、お手製の卵酢スプレーをしています。卵の殻粉末を酢で溶かした酢酸カルシウム液を希釈100倍にしたもの。バナナ液肥(バナナの皮を水に浸した液、希釈10倍ぐらい)も少々足して。コマツナ畑にスプレーしたら、効果があったようなので。やさしくスプレーする方が泥はねもしなくて、葉に圧力もかけずによさそうですね。

1月10日分は細めで本数が多かったので、ふたつの鉢に分けています。
【A】(トップ画像最右端)は、もともとニンジンの切れ端を植えていたのですが、芽があまり伸びなかったので廃棄。
【B】(トップ画像中央右上)は、10月27日移植分でまだかろうじて生き残っているのが2,3本あるため同居させています。
1月10日分【A】は移植後3日あたりまでは変化みられず。
5日あたりから中央部から青い芽がせりだしてくるように。筒状のものが内側からもりあがってくるという構造なのですね。毎日観察してみると生態がよくわかります。
葉ネギはほったらかしにできるので、初心者には育てやすいですね。
コマツナみたいに黄化現象もないし、冬だからというのもありますが、虫の害にもあっていません。垂直に伸びてくれるから栽培スペースもあまりとらなくてよい。
プランター栽培のいいところは移動できるので、保温対策がしやすいことでしょう。
霜に弱い冬越しの作物などは畑に大規模に種まきするよりも、家近くですこしづつ育ててもいいのかもしれません。ただ、現住まいはいかんせん狭くて庭とよべるほどの余地もないので、プランターの置き場に困るんですね。
野菜の再生栽培の本も出回っていて、茎などを多めに残しておくといいとか。ただ水耕栽培で水を毎日取り換えたりするのも手間だし(けっきょく水道代がかかるのでは?)、私はハクサイなどもけっこう芯を刻んで食べたりする方なので。おなじ追肥をするなら、やはり種か苗から育ててみたいなとも思ってみたり。わざわざ再生栽培を試みるために買うのならばネギはコスパがいい野菜なのでしょう。
なおウェブ検索してみたら。
ネギの再生栽培で50センチ達成とか、牛乳パックやペットボトルで栽培とか、皆さんいろんな工夫をされているようです。自分んちのネギはまあ形は整っていないけれども、自家消費なのでまあこれでよし、と。
適度に肥料をあげていれば、回復力は落ちるけれども、再生しつづけてくれるようです。液肥は捨てる食材でつくっていますから、うまくいけば、節約になりそうですね(^^♪
(2025.01.17撮影、同日記録)