勤めるって、とても大変ですね。
これまでの数々の会社員体験(非正規ふくむ)もしくは見聞からによる、理不尽かつ不思議なエピソードを書きなぐって、憂さ晴らしする雑記です。ちなみに一部、脚色している事実もあります。
・ラッシュアワーで通勤地獄
新型コロナウイルス感染症の影響で在宅勤務やテレワークの新しい働き方が浸透し始めましたが。通勤時間も有効活用して資格の勉強をしたり、スマホで情報収集したりすることもできます。脚力を鍛えられロコモ対策にもなります。しかし、長距離通勤に疲れたら近場に転職するのも一案ではあります。いくら高給でやりがいのある仕事でも、通勤で疲弊したらからだを壊します。年をとればそれをしみじみと感じますね。
・休憩時間も職場の人に気を遣う
会食恐怖症なので、同僚や上司といっしょに食事したくない。しかし、ときには雑談も必要。他部門のひとにも人脈を広げるチャンス。女子ならではの、お菓子配りあいとか誕生日プレゼントとかは勘弁してほしかったなあ。
・プライバシーが筒抜け
履歴書を職場の人に回し読みされていたり、家族構成や配偶者の勤務先、子どもの進学先まで知り尽くしている。しかし、裏を返せば対個人の情報収集能力が身につく。職場の有力者を味方につければ、働きやすくなります。その有力者がメンターとしてまともな人だった場合ですが。
・本業以外の雑用が多すぎる
雑用でもこなせば、しっかり評価されますし、責任の大きい仕事を振ってもらえます。また仲良くなっておけば、他の人に手伝ってもらえることもありますよね。どんなに学歴が高くても、資格があっても、前職でのキャリアがあっても転職したら新人からのスタート。人の出入りが激しくない職場では、万年新人でずっと本業を抱えつつ、裏方作業もこなすことはりえます。
・朝礼が無駄に長すぎる
ほんとうに必要な業務連絡ならいいものの、そうではなく。社長の自己満足のために、やらされるどうでもいいイベントなど。私は以前の職場で、新聞記事を切り抜いて毎朝当番制で発表するし、軍隊みたいに社是を斉唱するという慣習がありました。これは従業員のコミュニケーションにならないのであれば、排除してほしいです。しかも、始業時間前に行われたりするのは、あきらかに時間外労働。
・資格取得応援、キャリアアップ支援が有名無実
資格手当があるにもかかわらず、誰も利用できない。業務過多なので、勉強する時間がとれないからです。士業事務所でよくありますが、ベテラン社員が資格なしで、新人が資格ホルダーだが応用が利かないというパターン。その手の職場では、有資格者が妬まれたり。わざとキャパオーバーの業務量を押し付けられ潰されることがあります。また、資格を持っていても、現実的な事務処理能力を磨くことが肝要です。
・他人の不始末を背負わされる。
年輩者になってしまうと、新人が直接の原因であっても、側にいた自分が悪いことになってしまうことはよくあります。私は悪くないと言いつのることもできますが、余計に評価が下がるばかりです。悪い時ほど自分の真価が試されるときです。
・手柄を横取りされる、自分の実績にならない
これは職場というよりは、大学院時代によくありました。自分のアイデアを先に論文として発表されたり、似たような研究テーマをぶつけてきたり、資料を勝手に持ち去られたり。職場ではあまり暑苦しく自分の成果を誇るのもよくないですが、さりげなくひとのサポートをすれば見ている人は見ているものです。
・社内に裸の王様然とした人間がいる
俗にいうモンスター社員ですね。とくに古い体質の企業に多く、また家族経営やアットホームを売りにした職場にありがちです。キャリアの長い人が仕組みを牛耳っていて、感情に任せた差配をしたりします。逆に言えば、そうした人間にどうやって付き合うかの訓練になるともいえます。しかし、あまりに振り回され過ぎると、こちらがうつ病になります。
・制服がダサく、かっこ悪い
仕事着は自分のモチベーションにもつながります。しかし、職場は個性を発揮するところではありません。華美で目立つ服装をすると服務規律違反にもなるし、ちょっとしたことでもミスを責められやすくなります。同調意識の悲しい性と言えなくもないですが、世間でサバイバルするためにはTPOがあることをわきまえてもいいのかもしれませんね。ちなみに私は若い頃、学校みたいにみんなとおなじ服装がいやでしたが、最近はオフィスカジュアルを考えなくていいので、制服がある職場がむしろありがたいです。一体感が得られますので。
・経営者や役員が無能すぎる
特定技能に特化した職人や技術者にはありがちで、技能をアップデートできていない。しかし、年輩者にはそれなりの功がありますし、立てるべきところはあります。中高年をいかに気持ちよく付き合えるかというスキルを磨く訓練だと思ってほしいです。
・自分の無能ぶりにとことん凹む
就職氷河期も、それより若い世代もとにかく自己肯定感が低い。逆に言えば、自分を冷静ふりかえっているともいえます。
会社員のストレスを感じたくないのであれば、起業する、フリーランスになるのが一番ですが。現在の社会保障制度では不安定な立場に置かれています。フリーランスや個人事業主保護の機運は高まってはいますが。