映画「女帝[エンペラー]」
今週末は母の日ということで、あちこちでセールやイベントを見かけますね。 今回はちょっぴり怖い母親がでてくる映画をご紹介いたしましょう。 2006年の中国・香港映画「女帝[エンペラー]」は、中国の五代十国時代(唐滅亡後の戦乱期)にあったある国の皇帝をめぐる愛憎劇。ワンカット足りとも手を抜かず美しい演出を心がけたこだわりが感じられる逸品です。 女帝[エンペラー] コレクターズ・エディション(2枚組)...
View Article二次創作者、この厄介なディレッタント(まとめ)
この頁は、趣味で二次創作をしている人間が書いたよしなしごとの目次頁です。 意外に複数記事に渡ってしまったので、リンクまとめとして置くことにしました。たぶん、二度と読まれないだろうけれど(笑)。思いついたまま、不定期に更新しています。 この記事のなかで伝えたいのは、二次創作とはこうあるべきだという持論ではなく。...
View Article漫画『少女革命ウテナ After The Revolution』が発売!
かしら、かしら、ご存じかしら。 って、影絵少女の口調を真似ようと思ったけれど、このアニメの中身じたい知らない方も多いんじゃないかと思ってやめときました。 この5月10日は、漫画『少女革命ウテナ AfterTheRevolution』の発売日でした。...
View Article映画「ネットワーク」
1976年の映画「ネットワーク」は、視聴率合戦のなかで運命を左右されるひとりの男、そしてその業界の仕掛人たちを描いた作品。 なかなかおもしろかったです。これがテレビ界の現実だったら、かなり恐いですけど。やらせ報道もあるくらいなんですから、ありえそうですよね。 ネットワーク [DVD]20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン 2008-09-26売り上げランキング :...
View Article妄想のすぎる二次創作者には、そこらへんの草でも食わせておけ!
最初に言っておきますね。 二次創作者というのは、原作者に対する対語です。説明するまでもないですが、他人さまのつくった土台に乗っかって創作をしている人間のことです。スーパーのできあいのお惣菜を買ってきて、ちょっとばかしこじゃれた皿に盛りつけて、自分を創作力あふれる料理人のように思っている者のことです。私もそんなしがない二次創作者のひとりです。...
View Article明窓浄机は思いたったらすぐがいちばん
田舎というのは世間が狭いもので、お隣がやりはじめたら自分も横に倣え、みたいなところがあります。うちの近所でも断捨離ブームなのか、地域のごみステーションに大量の廃棄物が積み上げられていることがあります。古いお宅で蔵みたいなのに、仕舞い込んであったりするのでしょうね。 片付けしていると、ほんとうに色んなものを目撃します。...
View Article小説『Friends』
少年漫画を手掛けた人が青年誌に移行したり、少女漫画家がレディコミに分野を移したり、というのはよくあること。哀しいかな、長年のファンも年をとってしまうので、期待に応えるには大人も読める渋いものも手掛けねばならないわけで。...
View Article速読は場合によりけり
漫画家の手塚治虫は、本を読むスピードがかなり速く、編集担当者と待ち合わせのあいまの数分で、書店で立ち読みしていたと言われています。手塚といいますと、アニメーション現場の大量発注でさばく過重労働を生み出した元凶のように言われることがありますが、実際、彼はかなり描画スピードが速かったのですね。...
View Article映画「ボーイズ・ドント・クライ」
男として生きようとした女という設定(すでに二次元ではおなじみですが…)に興味を惹かれたので手にとってみたのが、1999年の映画「ボーイズ・ドント・クライ」 しかし、話がとにかく重い、ひたすら暗すぎる。観なきゃよかったと思いました。しかも、これがよくできた創作でなく、実話と知ったからよけいにショック。 ボーイズ・ドント・クライ [DVD]20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント...
View Articleユスラウメの成る頃に 2018
五月の連休当たりから草木が勢いづいて、手入れがたいへんですが、しかし、この時期は楽しみな時節でもあります。今年もユスラウメがほどよく実りました。 ほどよく、と書いたのは、昨年秋の暮れに庭の剪定をお願いして、樹木を減らしたため。...
View Article本屋から出版社を変えていく
日本の産業は、とかく、売り手よりも作り手を重視するきらいがあります。 本ひとつとってみても、ベストセラーになったとしたら、その名声はまず一番に著者とその出版社に与えられます。実際、本の売価のうち、印税として作家さんの懐に入るのは一割程度であるのですが、著作権という法律保護がある以上、生みの親への尊厳が損なわれることはありません。 2018年5月15日の読売新聞朝刊紙面で、「出版社買収...
View Article映画「天国の青い蝶」
二〇〇四年作の映画「天国の青い蝶」は、実話を基にした難病の少年と、世界的な昆虫学者との交流を描いたドラマ。題材としてはよかったのですが、妙に陳腐な家族関係の修復のプロットに終わってしまったところが惜しい。DVDの特典で実在のご本人が出演されていましたが、映画でへたに脚色せずに、ドキュメンタリーとして見せたほうがよかったのではという気がしました。 以下、ネタバレあり。 天国の青い蝶...
View Article映画「ギャング・オブ・ニューヨーク」
2002年のアメリカ・ドイツ・イタリア・イギリス・オランダの合作映画「ギャング・オブ・ニューヨーク」は、十九世紀米国東部の動乱を、ひとりの青年を軸に描いた大河ドラマ。 復讐劇ですので最後はお約束なんですが、西部開拓時代あたりの合衆国史に親しみたい方にもおすすめ。 ギャング・オブ・ニューヨーク [DVD]松竹 2003-08-08売り上げランキング : 21855おすすめ平均...
View Article「字書き」になるか「絵描き」になるか、二次創作者にはそれが問題だ
二次創作は大別すると、ふたつに分かれます。 絵を描くか、小説を書くか。前者を絵師、もしくは絵描きと呼びますが、さて、後者は?...
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