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Channel: 陽出る処の書紀
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草マルチとして逸材なのは?

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春になると、裸地だった表土も翠におおわれはじめます。
草マルチの素材が手に入る! 雑草が愛おしく感じるのは、有機栽培をめざしてからなのですね。

2025年3月30日はダイコンの間引きあと、畝の脇にたっぷりと草を敷く。
ついでに発育不良気味のホウレンソウ畑の畝のあいだにも積み上げる。豊富に草があるので助かります。

天然マルチングとして推奨されている草としてはイネ科やキク科のマリーゴールドが推奨されていますが。わが畑に生えた大量のスギナやカラスノエンドウもなかなか刈りやすく、敷いたり鋤きこみがしやすくて重宝しております。スギナはコマツナが育つまでは、お茶やおひたしで楽しんでいた食材でした。もし野菜が育てなくて飢えそうになっても、スギナを食べれば生き延びられると自信がつきました。

草マルチ用のために、わざわざエバーグリーンやレモングラス、エンバクなどのイネ科植物を種まきすると教本にはありましたけども。
この圃場にはいくらでも草が生えるので、検討しなくてもよさそうです。生ごみを周囲に埋めこんでいるおかげなのでしょうか、土もよくなりつつあります。



カラスノエンドウはマメ科の一年草。
ほんらいはこの荒れ地の主役ではなくて、カヤなどがはびこっていると控えめだったはずですが。その前年に農耕地用の除草剤を丁寧に散布したおかげか、根茎をのばす雑草がわりと駆逐されたせいで、代わりに群生してきたものらしい。

これがサクっと刈れて、しかも大容量なので土から剥ぐのが気持ちがいい。
スギナも刈りやすくはあるのですが、糸みたいなものなので、分量としてはこちらに軍配があがります。しかもマメ科なので、土に必要なチッソ分が提供されやすい。なんども再生されるように根こそぎ刈らないようにしているのですけども。

カラスノエンドウが生えているのは、畝近くか、生ごみを埋めたり、枯れ枝や落ち葉などを積み上げて腐葉土になった部分。
栄養状態はスギナだらけだった前年冬よりも格段にアップしているはずです。これならいい作物に育ちそう。



こちらは、3月末になって咲いた白スイセン。
黄スイセンは冬からけっこう群生していたのがそろそろ枯れかけています。刈りこんで草マルチにしてもいいかもしれませんが。スイセンは刈ったあとは毒性が抜けるのかな。

野草は放置するとすぐ巨大化したり、枝のように硬く太くなって切るのすら困難になってしまうので、時間があればこまめに刈るようにします。とくに春先から秋にかけては草との戦いでしょう(苦笑)


(2025.03.30撮影、04.02記録)


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