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Channel: 陽出る処の書紀
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植え替え若葉を蘇生させよう作戦

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野菜づくりの面白いところは自己流であれやこれや試せることですね。
プロ農家じゃないので、失敗しても平気。



2024年12月20日に、第二弾コマツナ群(11月10日種まき分)の間引き菜を移植。
移植前は青々として、このまま食べてもおいしい若葉。水に浸けて、さらに根に団子状の土を丸めてかぶせたりして、移植します。

畝の4列目は発芽しなかった部分が多くて、そこへ埋めてみました。あと、第一弾コマツナ群でも成功できた畝3列目の移植専用レーンへも。

直後は活き活きしていたはず、なのですが。翌日になるとしおれかけています。間引き菜の根は細いので、植え替え先の土となじむのは時間がかかるのですね、どうしても。土の表面が乾いて白くなっているので、いや~な予感もします。

そこで、アレを蒔いて元気づけることに。
なんだか見た目が麻薬っぽいですが、舐めてはいけません!



そう、石灰乾燥剤。
コマツナはアルカリ分をよく吸収し大きくなるので、石灰や卵の殻粉末などを蒔けばまくほど育ってきます。蒔いたあとは水やり。石灰は水を吸うと発熱するので保温効果もあるのかも。散布のときは火傷するので、かならず手袋で。

第一弾の間引き菜も、かなりの虫食い葉も含めて畝に植えてみたら。
最初の一週間ほどはこうやって、萎れていたんですよね。めんどくさいので放置していたら、なんと、じわじわ復活して。

ついには選り抜かれた株と遜色ないぐらい、下手したらそれよりもかなり大きく育ってしまったのです! レースみたいに穴だらけにされた葉でも巨大化したので驚きでした。翠の生命力に感動しました! 

この原因はたまたまその畝の下に、埋め込んだ元肥がよく効いたのかも。
また追肥でも、この植え替え世代のところはけっこう丁寧に施用したのがよかったのかもしれません。

間引き菜の植え替えは苗のポット栽培と同じ。
移植先の土となじんできたらこっちのもの。この利点は最初から一定の間隔で植えるので、株を整列しやすく、かつ、生き残れば大きく育つことです。とにかく、間引くときに葉や根を傷めずに慎重にひきぬくこと。

コマツナはかえって水やりを控えたほうが、みずから土の中の水分を求めて根をめぐらすので、大きくなってくれるとも言われています。
密集している居心地のいい苗床から、あえて厳しい場所へ移してやることで、必死に栄養を求めてもがいているのかもしれません。ただ、この畑、高畝にしているうえに、いまは冬で乾燥しやすい季節なので、水やりの頻度は迷っています。週に二度ぐらいかな。

第一弾めの間引き菜移植は11月上旬で、20度を上回る日もありました。
現在の第二弾植え替えは、12月下旬で夜には10度以下と冷たいので、あまりうまくいかないのかもしれません。それも実験のうちではあるのです。

この日は、このあと、第四弾の土づくり準備もはじめたのですが。
土を耕していると周囲を見渡すことが多いため、往来の散歩者や通行人にお声をかけていただくことがあります。「きれいにしているね」と言われるとけっこう励みになります。数年前まで雑草伸び放題の荒れ地だったので、驚きの変化なのでしょうね。ありがたいことです。



(2024.12.21撮影、2024.12.22記録)


【追記】

この第二弾コマツナ群の間引き菜移植はその後、失敗に終わったのですが。
第一弾コマツナ群での同チャレンジが大成功だったものの、記録していなかったのであえて記事にすることにしました。移植するならば、翌日、雨が降る日か曇天のほうがよさそうですね。あと、冬は株が弱りぎみなのであまり肥料を極端に施さないほうがよかったのかもしれません。草マルチもできなかったですし。


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