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Channel: 陽出る処の書紀
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★★★神無月の巫女二次創作小説「誰そ彼の枢(くるるぎ)」 第五話 更新★★★(2025/02/17)

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神無月の巫女二次創作小説「誰そ彼の枢(くるるぎ)」
第五話:巫女が求めてはならぬ神機のはたらき

「ちょっと気難しい神さまなのかなぁ、頼んだらやってくれるのかな…。あれ、千歌音ちゃん…?」

これはまだ、この剣神の御柱を発見する前のことなのだ。
姫子はこんなおふざけをこぼしていた。ふわふわした白い息を吐きながら、そんな冗談口もどこかこの命閉ざされた夜ばかりの世界ではあたたかい。姫子がこぼすのだから、あたたかい。


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神無月の巫女二次創作小説長編シリーズ「花ざかりの社」、その第三章。月面にそびえたつ巨大な剣の柱を前に、姫子とともにオロチ封印の儀に挑む千歌音。そこで異常が発生し──…。



お読みになりたい方は◆神無月の巫女二次小説 其の一◆
(「花ざかりの社シリーズ」→「誰そ彼の枢(くるるぎ)」(目次)へ)


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【画像20250217】【冬ざかりの社でふたりの戯れ】

現在、連載中の神無月の巫女二次創作小説「花ざかりの社シリーズ」の前章「冬ざかりの社」に使用した加工画像です。月の社を雪景色に変えてしまった姫子と千歌音という設定。二次創作なので、ナンデモありなのです。

公式サイトトップ画像の切り抜きに、冬枯れした枝をレイヤー配置し、雪が降っているかのように特殊効果を入れています。元絵を描かれたのは藤井まきさん、ですよね。アニメのグッズや版権絵は、描いたアニメーターさんのお名前は直接載らないのでわかりづらいことが多いのですが。アニメ神無月は、昔のテレビアニメばりにけっこう作監ごとの違いが如実にわかるのです。6話とか、8話とか、とくに。6話の姫子、昭和アニメなみにぬらぬら動いていた記憶が(笑)。

ほんらいは迎えられなかった未来の季節をふたりで過ごす姿を描いたのは、漫画「姫神の巫女」でもありましたよね。ひめちかヒストリー初の聖夜でもありました。
もし、巫女の使命がなかったら現世の時間軸では、天火明村で送ったはずの冬。裏日本らしいので、雪も積もるぐらいはあるでしょう。雪遊びといえば、雪だるま、雪うさぎ、雪合戦、ソリやスキー、スケート、スノーシューなどスポーツ並みのアクティビティまで。千歌音ちゃんだったら、華麗な滑りを披露してくれそう。

個人的にあこがれなのは、東北の雪国の象徴、かまくら。
こどもの秘密基地みたいな可愛いイメージがあるのですが、そもそもは中に祭壇をもうけて水神を祀る伝統行事らしい。明治時期以後、ポンプ井戸の普及にともない、稲作の水利を祈願する目的と子どもの遊戯とが合体し、子どもがその雪の祠での神主の役目を担うようになったと。餅や甘酒をふるまって、おもてなしをする。ドイツ人建築家ブルーノ・タウトも、その光景を目にして絶賛したとされています。竈(かまど)に似ていますが、「神座(かみくら)」が語源という説も。

しっかりしたかまくらは、レンガのような雪玉を重ねて壁を築き上げていくものらしく、なかなかの職人技。
さすがに、姫子と千歌音のふたりだけではつくれなさそうですよね。でも、狭い内側で身をよせっている姿を妄想すると、甘酒三杯は進みそうです(´∀`*)ウフフ




【Image】画像で語る、すこぶるアガる、神無月の巫女

神無月の巫女20周年、その前に、そしてこれからも。二次創作小説の更新時お知らせ記事につけていた画像。たまにコメントをつけていましたが、いい機会なので、ちょこっと遊んで企画化してみることにしました。







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