医者嫌いの管理人が、例によって病院をこきおろす記事です。
医療関係者の皆さまはご覧にならないでくださいまし。
日本の社会保障の手厚さは世界に類を見ないほどといわれておりますが。
最近とみに問題視されているのが医療費の高騰です。健康保険料の支払いできる現役世代が少なくなっているのに、高齢者が増加しているため。厚生年金とセットの健康保険に加入する会社員配偶者がいれば、その被扶養者たる家族は保険料を負担しなくて済む。いっぽうで自営業者が加入する国保の財政は悪化しています。
医療費の適正化をめざすため、花粉症の薬が保険適用外にされたり、地域医療と診療内容が被る公立病院の再編が検討されたりもしてきました。近日、その再編リストに誤りがあったとかで統廃合危機を免れた病院もあったとか。いずれにしても、地方は医師不足ですし、コンビニ並みに多い歯医者の開業医は閑古鳥。
歯医者ならばともかく、近年軒並み増えているのは整骨院とメンタルクリニックですね。
このメンタルクリニックというか、心療内科や精神科を私は二度受診したことがあります。
一度目は高校の不登校時で。
両親が連れて行ったようなのですが、私はそのときの記憶があまりありません。夕方のアニメの再放送が見られないから行きたくないといったような。日赤病院のお偉い先生にそのような暴言を堂々と吐く10代が、はたして精神病なのでしょうか。
二度目は会社勤めでストレスがたまり、試しに近所のメンタルクリニックを訪ねてみました。
内装がかなりキレイでお金がかかっている印象。しかし、診察室に通されても、ふつうのオフィスといった感じで、医療機器らしいものがありません。院長とおぼしき中年医師が、こちらの履歴を聞き取って電子カルテに入力するだけ。おいおい、医師事務作業補助者も雇ってないのかというほど、入力に夢中になって、カウンセリングにも何もなっていません。向精神薬の処方は副作用が怖いからと断り、では認知行動療法をお願いしたいといえば、その担当の臨床心理士はパート勤務で週3日しかこない、しかも予約がいっぱいで数箇月先だと言われ辟易しました。
これだけでお会計は2000円超え。初診料があったとはいえ、こちらの身の上とからだの不調をただ聞いただけで気休めの言葉もなく、しかも微妙にストレスを加えることをいいやがる。これが薬の処方があると、5000円近くは払うと聞いてびっくりでした。むりやり薬を出されなかっただけでもよかったのか。精神薬は気分が落ち着くけれど薬漬けになって正常な判断ができなくなるので、私は絶対に飲みたくはないです。
歯医者ならばまだ治療材料をつかって形に残るからいいものを、私の心は何も治療されていないわけです。腹がたっただけ。時間の無駄。個人情報を奪われただけ。むかつきます。
待合室では、ご家族に希死念慮のあるご婦人が詰めかけてなにやら問答していましたが。
帰った後の、受付職員の小馬鹿にした態度にもげんなり。その内容を聞くに、自分はこんなところに来るべきではなかった、さっさと帰ろうという思いがあったものの、好奇心に勝てなかったわけです。結果として、この手のメンタルクリニックはぼったくりで二度と行くものかと決意あらたにした次第です。同じお金を払うのなら、食事に行くか、漫画でも買って読んどいた方がマシです。
メンタルクリニックというものが、ほんとうに医療行為なのかどうか、疑問に感じます。
働く人のメンタル不全が増え、過労うつや精神障害も労災の対象となってはいますが、心療内科や精神科のぼったくり経営はいかがなものか。健康保険の傷病手当金狙いで診断書をもらうために通っているひともいるでしょうが、医療機関がわざと病気をつくりだしているようにしか思えないです。
しかし、世の中にほんとうにメンタルを病んでしまうひとはいるわけで、家族や友人で救えなければ、この手の支援を借りるしかないわけですが。そもそも、こんな商売がはびこること自体が異常ではあります。
ゲーム障害やアルコール依存、ギャンブル中毒などの症状も医療保険で治すことには強い反発を覚えますね。働き方にしても、ギスギスしないでゆったり暮らすことができれば、こういうメンタル不全はむやみに増えないのではないでしょうか。疲れたら自分で休んで、いたわって、回復を待って生活を立て直すしか方法がありませんね。