八月に入りました。
猛暑厳しい季節、食欲も落としがちですが、いかがお過ごしですか。
ひさびさに素麺をつくってみたらば、茹ではじめの掻き混ぜ方がまずかったのか、束がくっついてしまいました。季節限定の料理（といえるほどのもんでもないが）って、うっかり、コツを忘れちゃうんですよね。
この時期は、いかに楽しく食事ができるか、に気をつかいます。
一人暮らしだったら、食べれたらいいや、になるのですが。食べてもらえる相手がいると、やはり張り合いが出ます。けっこう、文句言われてますけど（汗）。
最近、気に入ってる食材は、みょうが。
ショウガと似ていますが、とにかく風味ゆたかで香り高い。素麺の薬味として用いましたが、なんともいえない。若干、お値段お高めですが。花の蕾みのようなかたちもなんとなく、麗しいわけで。夏には欠かせない食材となりそう。自家栽培もできるそうなので、裏庭の木蔭などにぜひとも植えておきたいものですね。ネギを植えたのに枯らしてしまった前例がありますので、どうなることやら、ですが。
この夏、食卓でとくに留意をしていることは、お皿の演出力です。
夏は広くて浅いプレート型の真っ白な皿が大活躍です。カフェのランチなどでよく見かけますが、白い大皿にみっつか、よっつの、色鮮やかな料理を乗せておくと、かなり映えるんですね。一品ずつが少なくとも、量が大きく見えるので、かなりお得感があります。複数のお皿を出して広げるよりも、片付けがかなり楽なのも嬉しいところ。
昔はこの白い大皿って、給食や大学の食堂を思い出せて、あまり好きではなかったんですよね。でも、いまは陶器でかなりシンプルなデザインのいいお皿が、安く出回っています。古いお宅ですと絵付けのみごとに瀟酒な食器がありますが、手入れがめんどうなのですよね。ぱぱっと盛りつけられるのがいいですし。食材の色味が活かせますし。清潔感のある白を目にすると、暑さも和らぎます。
生活をうまく回していく中で、美的な価値よりも、実用的な価値を重んじはじめたからかもしれません。