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Channel: 陽出る処の書紀
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栽培しながら畝を変更するのは難しい!

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今回の記事は野菜づくりど素人がマイルールでやったばかりに、のちのち苦労した失敗談の反省記事なのです。



2024年10月、思いつきでコマツナ栽培をスタートさせたときは、見様見真似でなんとなくつくってみた畝。水はけが悪いのではと思って高め(15~20㎝)に盛り上げ、そのため根の張りも太く深く良くなったものの。陽あたりがかなりよくて、水切れで乾燥ぎみなせいか黄葉現象が見られていました。

そのため、第二弾のコマツナ畑は3月下旬に収穫しだい、空いた畝を二列ごとに合体させて10㎝ぐらいの高さの平畝に変えたのです。トップ画像はこれ。

いちど野菜が育った土は以前の荒れ地よりも土壌が改良されたのか、団粒構造が多め。ただし、放置しておくと、たちまち、スギナが増えるもとの耕作放棄地に戻ってしまいます。



作物によって畝の形も変えればいい。
根菜類はやはり高めがよいし、連作できそうなものならば、一列専属レーンでもよいけれども。



高畝にしすぎたせいで、網をかけたり、草や新聞マルチをするのに時間がかかるのもネックでした。
ホウレンソウもさほど根を深く張る野菜ではないので、こんなに高い畝にしなくてよかったのに。しかも5列もあって、畝のあいだが狭いので水やりが不便。正直、つくりかえたいぐらいです。あいまにニンジンを植えたくて。

種を落とす穴を深くし過ぎたせいか、発芽がよくありません。そもそも真冬に蒔いたのもよくなかったのですけども(言わんこっちゃない!)、まあ好奇心でやってみたかったわけですね(てへぺろ)



第三弾コマツナ群とシュンギクのある畝10~11列目も間に土をもって合体させました。シュンギクはそもそも発芽率がよくなかったので、いったん畝を崩してから移植。キク科は植え替えに強いと聞いていたので。

畝06-07にあったコマツナの花の株も実験的に移動させてみたのですが。
畝09-10にある第三弾コマツナもうすでに花ひらいてトウ立ちしはじめたので、いっそこのスペースは、コマツナの種こぼれ放題させてやろうと思案中。スキマにコンパニオンプランツを植えてみたい。

実際、畝を低くすると、風よけネットもかけやすいし網をゆったりかけられます。さらに草マルチも少なくて済むし、水やりもしやすくて乾燥もしにくい。
あいだに他の作付けをしてしまえば、発芽をずらして、畝が空いてしまうことがありません。連作障害をふせぐならば、相性のいい野菜どうしを混植させる必要もあるのです。

ただ、種まきするときに条まきになるのでやや狭くなるのと、雑草が生えたときに識別しづらくのが要注意かも。



こちらはホウレンソウ畑のさらに南側。
日光を直射するので、南欧みたいに土がざらざら。畝は24列目までつくったのですが、冬に生育が悪かったので元肥はしたものの、種まきをしませんでした。ホウレンソウが埋まっている畝16の高さを維持したまま、すこし側面を削って畝17を崩して平畝としています。

この南端にある畝は水分がなくても育つような、ツルムラサキなどを検討中。
少し高めの株にすれば日よけになってくれるかも。

すでにつくった畝をほったらかしにしたのはもったいなかったのですが。
逆に平畝にできる余裕ができたのはよかったかもしれません。盛っていた土は、すでにある畝のあいまに埋めこむこともできましょうし。

ただ、栽培しながら畝を変更していくのはかなり難しいのですね。
この圃場は私の好みで東西畝にしたのですが、ほんらいはまんべんなく陽あたりをよくすべく南北畝がベスト。輪作しやすいように春畝と秋畝とで、区別もすべきでした。

そのあたりの作付けプランの初歩は野菜づくりの教本に書いてあるのですが。
とうしょは我流で好き勝手にやってしまったので、あとから、畝を改良するのに苦労しているわけです。リセットするならば次の冬に収穫を終えてからですが、けっこうな面積があるので、耕起しなおしたくもない。

なお、耕作放棄地になっている畑はまだあるので。
現在、そこでも畝づくりをはじめていますが、この第一圃場の教訓をいかして、平畝で南北向き、排水や陽当たりなども配慮した構成にしようと目下、制作中なのです。今度はうまくいくといいな。



(2025.03.26撮影、03.28記録)

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