ストレス解消法のひとつとして、嫌なことがあると、食事がおいしい定番のお店へ向かうという方法があります。
日常ではないものを食べる、場所を移すことで記憶をリセットできる。
ところが、私はあまり外食をしてもストレス解消にならないタイプです。
そもそも過度のストレスがたまると、食欲すらなくなります。
身長160センチで平均体重50キロぐらいですが、ひどくなると40キロ台前半にまで落ちたことがあります。さすがにそのときは、会社の定期健康診断でも要注意と警告されました。
私が外食を嫌う理由は
・会食恐怖症で、知り合ったばかりの人と食事したくない
・飲食店でアルバイトしたことがあり、不衛生さを知っている
・店員や周囲の客の態度で食事がまずくなる
・知人と出かけたときに、金銭トラブルがあった
(相手が多く食べたのに、奢らされた。苦手なものを無理矢理すすめられた)
・仕事の愚痴ばかり聞かされて、楽しくなかった
・喫茶店巡りが趣味の人に付き合わされたが、将来開業したい云々相談されて閉口した
・こちらが個人事業主とわかると、奢らされる前提で誘ってくる
(事業上の取引がない相手と食事をして経費にならないことを知らないので困る)
・目の前で煙草を吸われる
・相手の食べ方が汚い、品が悪い
・自分が味音痴なので、料理の違いがわからない
・奢ってもらったときに、安いメニューを促された上、しつこくお礼を強要されうんざり
・食べ残しをするのが美しいみたいな女がいてうんざり
・お皿が汚くて、気味が悪かった
・自分の食事マナーがよくないこともあり、恥ずかしい
食事って、そのひとの生き様が出ますよね。
よくネット上で男性がチョイスしたお店に女性が文句つけるネタを見かけますけども。だったら、お店を女性が選べばいいのにと思いつつ。
外食大手チェーン店に私は行かないのですが。
やはり牛丼チェーン店とか好きな方とは話が合わなかったことが多いです。人間の食べものじゃないと思うのですが、失礼ながらも。
ちなみに、私はひとりでも平気でお店に入れる派です。
でも、飲食店に入ると、まずこの料理の原価はどのくらいとか、内装からどれくらい初期投資してるかとか、店員やオーナーの様子から労務管理は…などなど、よけいないことを分析してしまい、食事を楽しめなくなります。
あと取引先に飲食店経営者がいますが、これがまた曲者なので。
生き馬の目を抜く業界だし、人の出入りが激しいので、皆さん、なかなか癖が強い人が多いですよね。
以前、『会社に頼らず生きるために知っておくべきお金のこと』という本の紹介記事(献本で書いたレヴュー)でも触れましたが、リースで什器を借りる等して個人資金がなくても誰でも開業できるというのは、甘いです。黒字でも廃業せざるをえないご時世ですから。日商簿記が3級程度の知識しかなくて、経理業務をしたことない人、自分のお金の管理もまともにできない人に限って、なぜか敷居の低いビジネスをやろうとするのが、私には不思議でなりません。料理の腕がいいからじゃなくて、経営の才能がない人ですね。家族はタダで使える従業員、友人知人は利用できる顧客だと思い込んでいるひと、近づきたくないです。
事業計画をきちんと練らないと、飲食店経営はすぐ潰れて、借金しか残りません。銀行との付き合いがうまいとかも影響します。私の両親がそうでしたし、学生時代の同期生がそうでした。最近でいえば、タピオカブームが去ってお店がなくなっているようです。一時的な儲け話に乗らずに、経理能力をきちんと磨いてから、独立開業しても遅くはないはずです。
(2020/09/22)